第二回オフ会レポート『星界の饗宴リターンズ』/文責・米内成美


今回は第二回星界のオフ会のレポートと、コミックマーケット55の報告です。


コミックマーケット55初日終了後、第二回目にして恒例となった『アーヴによる人類帝国』のオフ会が
挙行されました。前回同様、森岡浩之先生を主賓としてご臨席を仰ぎ、一次会は東京ビッグサイトそばの
エムザ有明内の焼肉屋、二次会は星界の戦旗IIのあとがきでお馴染みの西荻窪・菜々亭。
『星界の紋章』アニメ化を控え、前日にはその試写会も行われ、まさに『抜錨前夜』の年末、一次会は
21名、二次会では17名という盛況ぶりでした。

はじめに乾杯と簡単な自己紹介。夏以来の久闊を叙したりするうち、自然と話題は前日の試写会に。
試写会では第一話が上映されたのですが、その冒頭がいきなりアーヴ語での戦闘シーン。アーヴ語のみで
会話が行われるシーンは冒頭部だけでしたが、そのスピード感やリアリティは素晴らしいものでした。
森岡先生に水を向けると、「最初は遊びにきませんかということでスタジオに行っていたが、いまでは
音響監督から『先生、いまのどうですか?』などと声が飛ぶ」と仰っていました。たしかにこの世の中で
『正しいアーヴ語』が使えるのは森岡先生しかいらっしゃいませんから、当然といえば当然かも。

監督はかなりの力こぶで作っているそうで、大は宇宙での戦闘シーン用から、小は食卓に並ぶ料理の
名前までアーヴ語に訳しているそうです。もちろん先生が(笑)このごろ先生は作家じゃ無くて『翻訳家』と
化しているという噂もあります(苦笑)「アーヴ語のテキストでも書こうか」、なんていう冗談も出て
いましたが、その前にちゃんと『戦旗III』出してくださいね、先生(笑)

程よくお腹も膨れ、アルコールもまわり、テンションが上がるお開きの直前は、毎回恒例の森岡先生
サイン会がはじまります。僕も書いて頂いたのですが、入れてくださった銘は
『一回の失敗でちゃんとくじけよう』
…森岡先生、何年か浪人した僕にはえらくきっついセリフなんですけどこれ(苦笑)
僕は秋津島さんから色紙をかっぱらって書いて頂いたのですが、他の人は色紙やら、星界の紋章
ハンドブックやら、きさらさんに至っては自分のモバイルPC、Libbretto50のガワにサインしてもらって
いました。パソコンにサインをもらう人を見るのは僕の人生では2回目です(笑)

さて電車を乗り継ぎ西荻窪。二次会からはもう一人のゲスト、サンライズの27さんこと稲荷昭彦さん、
そして飛び入り参加の漫画家・柳生柳先生が合流なさいました。夏に頂き損ねた桃果汁、そして
菜々亭期待の新メニュー、ルティモンドがお出迎えです。ルティモンドといえば『星界』を代表する
料理ですね(笑)。小説の中では"アレ"が食材となっていましたが、こちらの中身はどうだったのでしょうか…
機会があれば確かめてみるのもいいかもしれません。

おいしい食べ物と『濃い』会話で進むお酒。そこで登場したのが新カクテル『ジント』(仮称)。いままでの
ティルノムのレシピにジンを加えたもので、口当たりこそ甘くすんなり飲めるのですが、あとあとから
効いてくる、蒸留酒カクテル特有の威力。おいしいおいしいと杯を重ねると、いつの間にやら前後不覚、
という危険なシロモノです。この破壊力は『ジント』というより、『ラフィール』の名こそふさわしいと
思い ますね。

櫛の歯が欠けるが如く、三々五々メンバーが帰り、森岡先生、VICEさん、27さんが残って3次会。僕も
残りたかったのですが、コミケ準備で一週間ほどまともに寝ていなかったことや、明日が本番と言うことも
あり、早々に退散しました。どのぐらいすごかったのかは想像するほかありませんが、VICEさんは翌日、
2時近くまでコミケ会場にやって来ませんでした(苦笑)

翌日が我々『星々の眷属』の出番。星界系(SF系)サークルは二日目に配置されているのです。
会場に着くと、前日のうちに机の置いておいた荷物には封印がされています。なんでも夏に引き続き
発火装置を仕掛けたオーニュがいたそうで、そのためコミケのスタッフがおかれていた荷物を逐一チェック
して回ったそうです。こんな優雅さのかけらもないような行動をする人間は、人類統合体くらいにしておいて
もらいたいものです(苦笑)

コミケにおいてはある程度内容によって配置場所が決まっています。30サークル前後でひとかたまりにされ、
その固まりを『島』と呼びます。今回さすがに星界系サークルのみで『島』を構成する事はできませんでしたが、
次の夏、その次の冬くらいではどのくらいになっているか楽しみです。…まずは一列(島の半分)を星界サークルで
埋められるくらいになるといいな、というところでしょうか。

アニメ化直前と言う事もあってか、夏よりコミケ自体の参加者数が減る冬なのに、星界系サークルに立ち寄る
人は確実に増加していました。自分のサークルにいても、『昨日の試写会は良かったですね。』、『WOWOW
入るかどうか迷っているんですよ』といった声をよく聞きました。アニメ化のようなドラスティックな変動を
前にすると、注目が醸成されるものらしい。『電撃大王』誌上においてもコミックの連載が行われていることを
考えると、これからますます注目がたかまっていくことでしょう。

そんなこんなでコミケットも終了し、星界アニメ化前の胸高鳴る年末は過ぎていきました。アニメはすでに
放映が開始され好評を博し、またハヤカワからは新たに『星界の紋章読本』の刊行も予定されている様です。
『星界』はまだまだ色々な世界へひろがって行きます。本家小説からファンだったSFな人も、電撃のマンガで
セールナイに萌えた人も、WOWOWの放送をみてラフィールに陥落してしまった人も、みんなで『星界』を、
そして森岡先生をもりたてていけるといいですね。


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